開院のご挨拶

 このたび、令和4年2月1日に、てぃーだリハビリ鍼灸マッサージ院を開院しました。

「てぃーだ」とは、福岡の方には、あまり馴染みのない言葉かもしれません。うちなーぐち(沖縄の方言)で「太陽」または「晴れ」を意味します。

 ブログを始めるにあたり、福岡の地で、なぜ「てぃーだ」と名乗るのか、について簡単に説明したいと思います。

 鍼灸マッサージ、またはリハビリを受けようとする方は、腰痛、肩こり、膝痛などの身体の痛み、骨折後の筋力低下、脳卒中後遺症による片麻痺に伴う動作困難を筆頭に、様々な症状を抱えている方々です。

 その多くは「もう、良くならないんじゃないか…」という不安を抱えているでしょう。「もう、年のせいだから…」と半ば諦めている方も多いと察します。

 私は鍼灸マッサージ師としてだけではなく、15年間、理学療法士としてリハビリに携わってきました。その中で、期待通りに回復する方もいれば、残念ながら、思うように回復できなかった方にも遭遇しました。

「この差は、いったい何なのだろう…」と悩み続けながら臨床を重ねてきた中で、東洋医学に興味を持つようになりました。

 ここでは、リハビリに関して、「西洋医学」と「東洋医学」の差を簡単に説明します。

「西洋医学」では、例えば骨折で歩けなくなった方に対するリハビリでは、歩けない原因を、身体に求めます。

 筋力低下、関節可動域制限、関節の感覚機能の低下など、それぞれの問題点に対して、リハビリのメニューを考えながら、体を動かしていきます。
 若くて体力のある方なら、少々辛い思いをしてでも、リハビリを行うことができますし、期待通りの効果を得ることができます。

 しかし、そうではない方も多くいます。体力がなかったり、高齢である、という理由だけでなく、見た目は若くて体力がある方でも、思うような結果が得られない方もいました。

 それは西洋医学では、「様々な要因」、または「個人差」として考えられますので、それ以上の追及は、たいへん困難です。

 一方「東洋医学」では、身体の原因を考える前に、まず初めに、その人の持つ生命力を高め、自己治癒力を最大限に高める、といった考え方に基づきます。東洋医学についての詳しい説明はここでは割愛させて頂き、後日説明します。

 生命は海から生まれ、太陽のエネルギーを得て発展してきました。海と太陽は生命の根源ですので、人は無意識のうちに、海と太陽には特別な思いを持っています。なので、ロゴマークは海と太陽のデザインにしました。
 私は大阪生まれの大阪育ちですが、祖父母が沖縄出身で、私の育った大阪市西成区は、沖縄からの移住者が多く、幼少期から沖縄の文化に触れる機会がありました。そして6年ほど沖縄に住んだ経験もあります。
 ですので、自らのルーツである沖縄への思いも込めて、「てぃーだ」と名付けました。

 そして、私が訪問したり、当院に来て下されば、少しでも明るい気分になって頂きたい、という思いも込めています。

 当院は地域に根差した治療院を目指しています。来院が困難な方には、訪問施術を行います。お気軽にご相談ください。

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