ルート治療について

当院では、一般的な鍼治療の他に、希望者にはルート治療を行います。

ルート治療とは、「鍼処SHIRAKAWA」の、白川勇作先生が発案された治療法です。

原因のはっきりしない症状や、なかなか治らない慢性痛などに非常に効果的な治療法です。

ルート治療について、私の個人の解釈を含めて説明します。

ルート治療では、あらゆる痛みや痺れ、冷えなどの疾患のほとんどは筋肉の「コリ」が原因と考えています。
その「コリ」が症状により独特な形状となって体に現れ、その「コリ」を「ルート」と呼んでいます。

擦り傷や打ち身等は、時間の経過とともに治癒していきますが、「コリ」だけは数年から数十年ずっとその場所に居座り続け、日常生活で負担をかけ続けると、益々大きく硬くなって行きます。

「コリ」は言うならば、体の中に溜まった借金のようなもので、返済しないで放置していると、たとえ少額であっても利子は増え続け、放っておくと、いずれ大金となり、取り返しのつかない事態に陥ります。


ルート治療では、筋肉の「コリ」を「ルート」と呼び、その箇所を的確に捉え、鍼を刺して筋肉に刺激を与えることによって、強制的に免疫に「コリ」を修復させます。

そして、あらゆる疾患の原因を「コリ」が原因だと捉えます。腰痛、肩こり、ひざ痛、むち打ち後遺症などは、想像しやすいですが、神経難病、精神疾患など、一見「コリ」とは関係なさそうな疾患でも、原因は、長年、又は先天的に蓄積された「コリ」が原因だと考えています。

「鍼灸がなぜ効くのか?」というメカニズムは、未だ完全には解明していません。

ですので、未だ「東洋医学」というベールに包まれた存在のままです。

しかし、鍼の科学的な効果として、以下の説明が、西洋医学的にも理解しやすいです。

鍼刺時の刺激と、体にとっては異物である鍼の侵入により、体が警告信号を発し、自然治癒力の賦活・調整作用を引き起こす~

自然治癒力とは、「個体が、体の組織・器官に生じた損傷や異常、外界からの異物や微生物の侵入により生じた組織変化に対し、正常な状態に回復させる過程」のことを言います。

そして、その自然治癒力を発動には、生体の異常に対して、その部位から発せられる警告信号が引き金になります。化学物質としては「サイトカイン」が代表的な存在です。

放置された「コリ」は、不快に感じるだけであって、警告信号の役割は果たさないため、正常な状態に回復させる、自然治癒力が働きません。

そこで、鍼の刺入により、警告信号を発動させ、自然治癒力のスイッチが入る、と考えられます。

鍼の刺入刺激で、「サイトカイン」が一過性に産出されることは、研究結果などで報告されています。

また、自然治癒力とは、局所の回復作用だけではなく、神経系、内分泌系、免疫系を含む、恒常性の維持のための全体的な調整機構なので、鍼を打った場所だけではなく、全身的に、かつ精神面にも働きかけます。

なので、原因のはっきりしない症状、なかなか治らない慢性痛、また神経難病、精神疾患などにも、効果が期待できます。

ルート治療では、一般的に日本で実施されている鍼灸よりも、少し太めの鍼を50本〜200本位使用してします。

そのため、5000円(30分)、10000円(60分)の特別料金となります。

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