訪問マッサージとよく似たサービスに、訪問リハビリが挙げられます。
両者は混同されがちですので、その違いを簡単に説明します。
「訪問マッサージって何?」
「訪問リハビリと、どう違うの?」
などと疑問をお持ちの方は多いですし、実際にサービスを受けている当人も、よくわかっていない場合が多いです。
私は理学療法士として訪問リハビリに長年携わってきましたが、ずっと私のことを「あんまの先生」だと思っていた利用者さんもいるくらいです。
訪問マッサージについてざっくり説明すると
- 在宅であん摩マッサージ指圧師の施術を受けられる
- 施術は在宅内に限られる
- 対象は歩行困難で通院が困難な方
- 費用は医療保険で施術費+往療費で算定(自己負担は400円程度)
- 按摩マッサージ指圧師が行う。

訪問リハビリについてざっくり説明すると
・在宅でのリハビリが受けられる
・主治医の許可があれば、屋外でのリハビリが可能
・対象は要介護・要支援の認定を受けている方で、独歩可能でもOK
・費用は介護保険で1割負担で40分の場合、600円程度
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が行う

両者の違いを表にしてみました。

以上、長々と説明しましたが、すべてを理解するのは難しいかもしれません。
実際、患者さんは、訪問マッサージと、訪問リハビリの違いはほとんど理解しておらず、混同している場合が多くみられます。
それを逆手にとって、訪問マッサージ業者の多くは「訪問リハビリマッサージ」という名称を用いています。
当院では、鍼灸マッサージ師と理学療法士の両方の資格を持ち、訪問マッサージ、訪問リハビリの両方の経験を持った施術者がサービスを行います。
真の意味での「リハビリマッサージ」を提供します。
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